隠者のCharacter Mania

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どう慰めようと言いようの無い空虚感は胸に残りますが、いつまでも涙にくれてばかりは居られません。
来る五月中旬に、先生が大きなお席を開く事になりました。
今回はお煎茶席が主体ですので、私とあまり面識のない兄弟子さん姉弟子さんも多くいらっしゃるご様子です。
緊張感に早速胃が痛い思いをしておりますが、お送迎を任されているので後には引けません。
いつも通り運転面の心配も去る事ながら、そもそも姉弟子さんが私の顔を覚えていらっしゃるかどうか…。
いえ、何よりもまず目的地に無事到着出来ますかどうか…。全く聞き覚えのない地名なのですよ…。
何と言う過酷な試練なのでしょう…。

先生のお人柄もございまして、お席の前日まではっきりした役割は決まらないものなのですが、
どうやらこの度頂くお仕事は、受付か御出しになりそうです。
流石にお正客様には姉弟子さんが御出しをなさるそうですが、一般席からは私の役目になるのでしょうか。
今回の器は最低●●万からと仰って居たように記憶しているのですが…。

光栄の様な恐れ多い様な複雑な心持ちで御座います。
当日粗相をしない様にと、近所の神社へ謹んで参拝に行って参りましょう…。



因みに20日は金毘羅座にご招待を受けてございます。
基本的に現地集合なので、道順を調べてみましたところ、例によって瀬戸大橋を渡って死に瀕するパターンでした。
どこまでも私を阻む瀬戸大橋め…、

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