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隠者のCharacter Mania

イラスト:月神さん  記事のおよそ九割が[幻の水面]と言うPBCに参加しているキャラクターの詳細設定のようですね。近頃はそうでもないですよ。
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:2009:10/04/23:55  ++  最上党臣下・現在録早見表

ヴェイトス市営奴隷ギルド『プロスパンダ』商標録参照
(*最終更新日 4/17:おふじ死亡。恐らく上記から順番に処分対象に)



名前:東雲重蔵(Jhu-zou=Shinonome)
生産元:アマウラ
身長:168㎝
体重:40㎏
性別:男
種族:イエロティア
年齢:50歳
特技:庶務全般(要人手配・財政管理・家政管理・主人の身の回りの雑事等)・礼儀作法全般(小笠原流基盤)
総合能力:【力/2:素早さ/1:タフネス/1:感覚/5:知力/12:集中力/15:精神力/10:器用さ/10】~元56値中級レベル(戦闘能力は☆1)
特筆事項:全盲。腰痛の持病有。
暫定評価:雑多教育労働用奴隷
暫定値段:9800エン
【ひととなり】
アマウラ地方伊駿河藩の刀拵党『最上党』の源流本家、最上家の三代目元筆頭家老。通称「重蔵じい」。
先代四代目・最上銭衛門丞耀が存命だった頃から、最上家を取り仕切っていた、東洋版正当派執事。
根結いにした白髪交じりの灰色の髪と同色の瞳。奥二重。年齢にしては皺深く老人然としている。
痩せ形で小柄。腰は曲がっているが杖は持たない。普段は両手を後ろで組んで前かがみの姿勢維持。
普段は温厚な顔立ちながら、すでに盲いたはずの眼力に何故か逆らい難い威厳があり、
見習い職人が満心などで仕事をしくじると、一睨みで失禁するぐらいの気迫を持って射竦めることが出来る強者。
家老の名に相応しく性格は硬く、家訓と矜持を非常に重んじる傾向にあり、事に寄っては煌耀よりプライドが高い。
特に躾一般・礼儀には事の他厳しく、箸の上げ下げから寝床に入るときの足の順番まで朝昼晩の作法を完璧に主に叩き込まなければ気が済まない厄介なたち。
老人くさく何かと口煩い性質だが、反面感動屋であり、厳格なわりに存外に涙もろい。「姫様! じいは…じいは嬉しゅうございますぞ!」的な。
ふじの連れ合い。彼女と共に最上家の家事と指揮を計らっていた。身体能力的に現在は雑多奴隷の扱い。
雑多牢にふさわしい扱いを受けているのか、持病は悪化する一方らしい。年齢がらうっかり死んでいてもおかしくはない。
一人称は「儂」「じい」。二人称は「そなた」「貴方様」。最上煌耀への呼び名は「姫様」。口調は老人喋り。「~~じゃ!」「~~おるわい!」等。張り切り調子。
(*1606年11月末日廃棄処分)



名前:東雲ふじ(Hu-ji=Shinonome)
生産元:アマウラ
身長:162㎝
体重:75㎏
性別:女
種族:イエロティア
年齢:46歳
特技:家事全般及び家事指南(炊事・洗濯・屋敷の清掃・室内の片付け・高級調度品手入れ・女中指揮等)
総合能力:【力/3:素早さ/2:タフネス/3:感覚/2:知力/10:集中力/10:精神力/5:器用さ/5】~元40値初級レベル(戦闘能力は☆1未満)
特筆事項:特になし
暫定評価:三級家事労働用奴隷
暫定値段:30000エン
【ひととなり】
アマウラ地方伊駿河藩の刀拵党『最上党』の源流本家、最上家の三代目元女中頭。通称「おふじさん」。
重蔵と同じく先代四代目・最上銭衛門丞耀が存命だった頃から、重蔵と共に最上家を取り仕切っていたばあやさん。
煌耀を取り上げた産婆役も務めていて、直後に母無しになってしまった煌耀を我が子のように可愛がっている。
恰幅の良い体格。銀杏返しの黒髪に珊瑚の笄を差している。目尻がおっとりと下がった黒い瞳。
風呂焚きや鞍整理も彼女の仕事で、女性にしては割合力のある方。鉞をかついでも揺れない。
家事一般、主に台所を取り仕切ることが多く、主人の膳は必ず自分が手掛けている。かつて80人から居た職人たちの賄いを作るのも彼女の役目。
連れ合いの重蔵とは正反対に朗らかで闊達。いつもニコニコしていて雰囲気が包み込むように柔らかい。
元々は水茶屋の飯盛り女で、城から戻る最上丞耀が茶屋に立ち寄った際、入れた煎茶の美味さに感動されそのまま引き抜いて連れ帰られた過去を持つ。
辛い経験をしているので忍耐強いところがあるが、今は離れている煌耀が心配で仕方なく日に日に食が細くなっている様子。
煌耀を始め、端方女中のお三輪や、お庭番兼職人見習いの双子・金治と銀治、田所兵衛を始めとする職人たちにも慕われている。
家事指南の口調は優しく、何度失敗しても覚えきるまで付きあってくれるタイプ。現在は三級奴隷の扱い。能力はともかく容姿と年齢の問題。
重蔵と結婚して姓を得る。一人称は「アタシ」「ばあや」。二人称は「お前さま」。最上煌耀への呼び名は「姫様」。口調はおばちゃん的。
「~~だねぇ」「~~かい」等。柔らかめ。
(*1607年4月16日~17日未明死亡)



名前:金治(Kin-ji)
生産元:アマウラ
身長:175㎝
体重:68㎏
性別:男
種族:フーディ(特殊)
年齢:18歳
特技:庭仕事全般(庭木剪定・観賞植物剪定・育成等)と刀武術
総合能力:【力/4:素早さ/10:タフネス/3:感覚/7:知力/2:集中力/4:精神力/4:器用さ/4】~元38値初級レベル(戦闘能力は☆1~☆2未満)
特筆事項:昼夜で双子が反転する。現在どちらがどちらかは未だ判別不明。
暫定評価:三級護衛・または労働用奴隷(*剣闘奴隷の素質有)
暫定値段:50000エン
【ひととなり】
出自不明。姓はない。先代最上家当主最上銭衛門丞耀が、彼らが九つ前後の時にフラリと連れ帰ってきてお庭番として育ててきた。通称『金』。
最上家お庭番兼鞘師見習い。お庭番とはその名の通り普段は庭師一般を指して言うが、平たい話が直属の隠密。
最上家家中では、移り気な性質の彼が鞘師と言うなぜ一番根気の要る職人業を目指したのか、今でも理解に苦しまれている。
恐らくホワイティアとの混血児で銀治の双子の兄。右で8:2分けにした癖っ毛の金髪。右目が蒼い瞳で左目は黒瞳。ややがっしりした体形。
平均体温が37~8度と高いため、エネルギーが煮えたぎるような熱い肌と鍛え上げた四肢を持ち、彼が居る場所は空調温度が2,3度上昇したように思える。
性格は単純明朗で非常に活発。常に垂直ジャンプしてるような元気有り余る熱血漢。庭木の剪定が主な仕事だが良く要る枝まで切ってる。
無神経と言う訳ではなく、狭義心・道徳心共に持ち合わせた心ある男だが、反面飽きっぽい上、知的面に弱く、簡単な算学も解けない。
裏向きの仕事がら、一応武術の心得は一通り持ち合わせ、得意な得物は忍者刀。流派は我流で戦闘技術はまだ本職に及ばない。
一見普通のアマウラ系混血児に見えるが、その実、種族上では特例的なフーディに類する。
フーディは基本的に人間と人間外に変化するものだが、彼らは日没を境にして、金冶と銀治双方の『外見的特徴』と『記憶』がお互いに入れ換わる。
本来人格に変化(*入れ替わり)は起こらないらしいが、記憶に影響されるらしく自然と互いの口調や挙措に変わる。
金冶の場合、日暮れと同時にだんだん頭髪の癖が抜け、直毛になって銀色に透けてくる。
左目の色彩が薄まって蒼へなり、右目の色彩が濃度を増して黒へ変化。得意な得物が槍に変わる。
闊達な態度が落ち着きを見せ、身体付きがやや華奢になり、銀治が今までの体験した経験を受け継いで“彼”になる。
『記憶』に付いての入れ替わり(*乃至『記憶』譲渡に起因する挙動)は、所謂二重人格等には類せず、飽くまで所作や思考が傾向するだけで、
厳密に言えば自らの記憶の上に、昼の間のお互いの『記憶』同士が毎日上書きされているようなものらしい。
(*例:金治が銀治化する場合「午後●●時には自分はこういう行動を取っていたが、銀治はああいう行動を取っていたんだな」等の意識)
真実の姿はどちらがどちらなのか家人達は愚か、本人達にも区別が付いていないらしく、便宜上昼間の姿を“自分”達だと認識している。
最上家臣達の中では体力が余っている方なのか、奴隷ギルドの牢で暴れているのは大概この青年。
喧しいので弟の銀治と手枷で繋がれたが、これはこれで矢張りどちらがどちらか区別が付かないらしい。
隠密仕事では主に伊駿河藩の視察。良い職人になれそうな素質を持った人間を勧誘し、そのテンションハイを生かして最上党へ誘う役目。
一人称は「俺」。二人称は「あんた」「あんた様」。最上煌耀への呼び名は「お姫」。口調は体育会系(「~~ッス!」調)。




名前:銀治(Gin-ji)
生産元:アマウラ
身長:175㎝
体重:68㎏
性別:男
種族:フーディ(特殊)
年齢:18歳
特技:庭仕事全般(庭木剪定・観賞植物剪定・育成等)と槍武術
総合能力:【力/4:素早さ/4:タフネス/3:感覚/3:知力/6:集中力/6:精神力/6:器用さ/6】~元38値初級レベル(戦闘能力は☆1~☆2未満)
特筆事項:昼夜で双子が反転する。現在どちらがどちらかは未だ判別不明。
暫定評価:三級護衛・または労働用奴隷(*剣闘奴隷の素質有)
暫定値段:50000エン
【ひととなり】
出自不明。先代最上家当主最上銭衛門丞耀が、彼らが九つ前後の時にフラリと連れ帰ってきてお庭番として育ててきた。通称『銀』。
最上家お庭番兼鐔工師見習い。お庭番兄弟は弟の方がやや器用らしく鐔工仕事の他、庭の整頓、修繕など何をやらせても有る程度こなす。
昔は兄の影に隠れがちな人懐こい男児だったが、今ではニコリともしない青年に成長。すっかり生意気になってと金治が嘆いている。
恐らくホワイティアとの混血児で金治の双子の弟。左で8:2分けにした直毛の銀髪。左目が蒼い瞳で右目は黒瞳。すらりとした痩躯。体温は低めで肌が硬質。
性格は金治と対極的。冷静沈着を絵に描いたような男で表情が全く崩れない。目上の者・目下の者関係なく態度は一定情緒の無感動。
諂いもせず見下しもせず余計な事は何ひとつ言わず。最上家では「銀治の口元が綻ぶと明日の朝には槍が降る」とまで言われている。
隠密としての鍛錬は欠かさないらしく一通りの武芸は習い、まずまずの成績を収めるが特に槍術が得意。こちらも我流。
見事な銀髪の上、顔立ちが整っているので、通りに出れば物珍しさに人が騒ぐ。喧騒を嫌って任務以外では極端に屋敷から出なくなっていた。
兄と同じ体質持ちで彼も昼夜で兄と入れ替わる。日没と共に銀髪が赤みを帯びて腰が無くなり、緩みを持ち始めて金髪に変化。
体格が徐々に筋肉質になり、左目が黒みがかり右目が透けて瞳の色が反転。気分が次第に躁になり無闇矢鱈と活発になる。
また銀治(*或いは銀治化した金治)には他人・特に異性の首を絞めることに淫猥な悦びを感じると言う“絞首悦楽症”なる性癖が存在する。
どちらがいつどちらの時に併発する性癖なのか詳細は未だ不明だが、最上家家中に双子の性癖を知る者は田所兵衛などごく一部。
彼らはどちらか一方が死亡すれば、もう一方がどんなに健康でも同時に死に至ると言う特殊な体質を持つ。
因みに彼らの入れ替わり現象は夜明けが近付くに連れ、ゆるゆると昼間の姿(*「自分」の姿)に戻り、明朝にはすっかり元通りになるらしい。
「夜の間の記憶も交換出来ればいいッスのに…、」と真顔で項垂れる兄貴を、軽い殺意レベルで鬱陶しく思えてきた難しいお年頃の18歳。
奴隷ギルドの牢の中でも態度は相変わらず。職員に対しては、聞かれた事にしか答えないし求められた行動しかしない。
煌耀(*丞耀にも)や兄など自分の性格に理解のある身内に対してだけは、やや人間的な感情を見せ、人間的な台詞を吐く。
裏の仕事では主に煌耀の身辺守りと、拵工素材の取り寄せ・購入全般の粗悪品改め。兄貴より余程隠密らしい仕事を受け持つ。
一人称は「俺」。二人称は「お前」「お前様」。最上煌耀への呼び名は「お姫」。口調は命令形(「~~しろ」「~~なされよ」等)。




名前:三輪(Mi-wa)
生産元:アマウラ
身長:155㎝
体重:43㎏
性別:両性
種族:フーディ(特殊)
年齢:14歳
特技:家事全般(*また男性体の時は暗殺術・ナイフ術。但し奴隷ギルドに調査記録はない)
総合能力:【力/3:素早さ/5:タフネス/3:感覚/5:知力/5:集中力/10:精神力/5:器用さ/5】~元40値初級レベル(戦闘能力は☆2程度)
特筆事項:昼夜で性別が反転するらしい。未確認。
暫定評価:二級性奴隷・または観賞用奴隷(*珍奇種のため。一級昇任の可能性有)
暫定値段:70000エン
【ひととなり】
最上家の元お端女中。姓はない。最上家女中(家臣)団の中では最年少。通称お三輪。
円らな黒目と下がり睫毛。市松人形のごとき長い黒髪は腰の辺りで切り揃えられ、右頭部に藤花房の簪を飾っている。
幼い煌耀の遊び相手兼任として連れてこられたようだが、詳しい出自はアマウラ地方以外と言う以外は良く判明していない。
最上家女中達の組み分けは大まかに太刀組(主人家族の身辺の世話専門)・脇差組(職人達の世話と簡易補助)・
打刀組(調理・洗濯・清掃他水回り)・薙刀組(女中警備隊)・小柄組(その他雑用)の五組から構成されており、お三輪は小柄組の雑用係。
主に人手が足りない色々な所を手伝って回る下女で、お使いやお届けを良く担っていたが帰りはいつも遅かったらしい。
その実体は金治・銀治兄弟の末の弟妹。“お三輪”の名は全ての事情を知る先代丞耀が付けた偽名。
こちらもフーディの中では珍種で、兄達が入れ替わり症状を起こすのに対し、お三輪は昼の間は女性体だが日没を得て男性体に変化する。
生物学調査上は男。本名は鉄治と言ってお庭番兼柄巻師見習い。気弱で大人しい性格はほぼ演技で、最上家お庭番衆の中でも特に暗部を担う。
有事には兄弟と揃いの忍装束に身を包み、最上家を目の上の瘤に思う諸侯が放った、身分怪しげな刺客等を内密裏に始末する役目。
その他諜報全般も仕事のうち。お三輪を見ない日は煌耀は病気で寝込んでいると知らされていたが、任務に出ていて不在だった事が事実。
忠誠心と技術力は三兄弟中最も高い。最上家に絶対服従を心から誓い、武力を以て刃向かう者には容赦なく制裁を加える。
金治はお庭番仕事を辞めさせたがっているが銀治の方は割とどうでもよさそう。普段は昼夜とも女装し女中として過ごす。
実は煌耀自身も鉄治の任務姿の時に幾度か会ってはいるが、よもやそれがお三輪だと思いはしなかったらしい。「近寄り難い」と話もしなかった。
三兄弟とも元々の出身はアマウラ地方隠密集団風祭忍軍の直系。(*風祭忍軍:先天的乃至後天的なフーディばかりで構成された忍者の一族。
特定の主を持たずひたすら技術の研鎖を極めるストイックな集団で、その特性故になまなかに足の付かない仕事を行う。
基本的にフリーランスで活動していたが、その能力を支配下に置きたがった地方豪族の小競り合いに巻き込まれて戦火に合い、現在はその殆どが壊滅した)
隠れ里が対立忍軍の焼き討ちに合い、住処と育て親を亡くし孤児となって途方に暮れていた三人を貴金属買付帰りの丞燿が拾ってきた。
三兄弟にしてみればふじが母親代わりであり、重蔵が父親代わり。兵衛は拵工師の師匠であり上司に当たる。兄弟の出生は丞耀が見事伏せ通した。
ギルドではふじと同じ牢に入れられている。一日の殆どを眠って過ごし、職員や客には従順な態度を一貫している。
本性は銀治以上に冷徹なたちだが、小さな頃から一緒に育った煌耀自身の事は妹のように可愛がっている。
一人称は「私」。二人称は「御身」「御方様」。最上煌耀への呼び名は「お姫」。口調は敬語(「~~ます」「~~ですか?」等)。




名前:舘脇一太郎(Ichi-tarou=Tatewaki)
生産元:アマウラ
身長:177㎝
体重:38㎏(*素材のため)
性別:男性型
種族:魔法生物(中型)
年齢:26歳(*外見)
特技:教育一般指南(算術・医術・話術・一般教養学・高等教養学・帝王学術等)
総合能力:【力/2:素早さ/2:タフネス/2:感覚/2:知力/12:集中力/12:精神力/12:器用さ/2】~元46値中級レベル(戦闘能力は☆0~☆1未満)
特筆事項:呪術式絡繰人形。湿気に弱い。非調整。
暫定評価:二級教育用奴隷(*目下調節不可のため、取り扱いを検討中)
暫定値段:78000エン(*調節が済んだ場合の査定)
【ひととなり】
地元伊駿河藩出身と言われている。最上家嫡子最上煌耀付きの学術師範。
武家の心得の他、算学・蘭学・薬学・日舞道・華道・茶道・君主論・その他一般教養など、武術以外の一通りの教育を担っていた青年。
(*礼儀作法や立ち振る舞いなどの躾は重蔵の役目・家事一般の教育はふじの役目だった)
最上屋敷の離れに住み着いてはいるが身分は客分扱い。煌耀を始め、女中や職人他家人達は皆一様に彼を『先生』と呼ぶ。
天然パーマがかった亜麻色の頭髪と黒目がちの瑠璃色の瞳。線の細い印象で如何にも風采が上がらないと言った凡庸な雰囲気を纏う青年。
最上家の預かりとなっておよそ10年に足が掛かる計算のはずだが、その外見上に変化は見られないらしい。
おっとり・のんびりとした性格の好青年で滅多な事では声を荒げない。武術面の才能はゼロに等しく喧嘩では子供にも勝てない。
教え子に当たる煌耀を始め、最上家家臣団は皆、彼を人間だと信じていて疑わないが、
実は伊駿河藩稀代の人形師・舘脇道庵(享年72歳)がまじないを込め、早世した息子を模して作り出した生涯最傑作の生き人形。
骨組みの上に本物の人間の皮膚を張り繋げ、瑠璃珠の瞳に呪術を施して熱感知により稼働するように施術。
108節の細部に渡る関節部と表情筋の滑らかな動きの仕掛けに、一見では誰も彼が人形だとは気付かない。
道庵は彼が完成した翌日、老衰により死去。慎ましい葬儀の後、彼と交友が深かった最上丞耀に依って最上家へと迎え入れられる。
自らの主人となる対象人物に深い慈しみと親愛の情を抱くように“設定”されており、対象に対して時に家族以上の愛情を持つように造られている。
体内の主成分は竹籤と樹齢百年を超す槐(えんじゅ)の木。人間で言う脳神経の役目を果たす核水晶(*コアクォーツ)が後頭部内に埋め込まれている。
現在、核水晶内に主人として設定されている対象は最上煌耀で、これは10年前に試験的に道庵が設定したものがそのまま引き継がれている。
核水晶内の設定を新たに更新し直せば、他の人物・対象を主人として認識させる事も可能。(*要・中級人形師)
核水晶を上書きするとそれまでの記録(*記憶)の一切は初期化され、新たな「舘脇一太郎」として稼働を始める。尚、核水晶技術は、
舘脇一族に口伝で伝わる秘術らしく、目下彼を調整・整備出来る優秀な人形師に検討がないため、再調整問題についてギルド側は暫定放置。
普段の定期点検は自分で行っているらしい(*パソコンのオートプログラムの如く)。牢内では極めて人間“らしい”感情・反応を見せ、
主人煌耀への心配と己が身の上の不安に気を揉んでいる様子だが、食事に手を付けた事は一度も無いらしい。
元来のべつユッタリとした仕草の男だったが最近は特に余計な動きが少なくなった(*潤滑蝋が擦れてきたため)。
好きな動物はキヌゲネズミ(*ゴールデンハムスター)。可愛い。昔、金治にやんちゃでチャンバラごっこして付けられた肩の傷は、
ささくれの上に漆を重ね塗りしただけで痕がまだ残っている。湿気に弱く、核水晶が破壊されれば全ての機能が停止する。復元・修復は不可能。
一人称は「僕」。二人称は「貴方」。最上煌耀への呼び名は「お姫」。口調はゆったり穏やか系(「~~だねェ」「~~ですよゥ」等)。




名前:田所兵衛(Hyo-e=Tadokoro)
生産元:トキノミヤコ
身長:178㎝
体重:67㎏
性別:男性
種族:イエロティア
年齢:31歳
特技:刀拵技術全般(*万遍なく高レベル。最上銭衛門煌耀のSkill欄参照)・居合い道術・柔術・古武術。
総合能力:【力/6:素早さ/4:タフネス/4:感覚/6:知力/8:集中力/15:精神力/10:器用さ/15】~元68値中級レベル(戦闘能力は元☆4~☆5)
特筆事項:左目失明。剣闘士としての素質有。
暫定評価:二級労働用奴隷(*現在剣闘奴隷としての査定を申請中)
暫定値段:査定中
【ひととなり】
伊駿河藩の刀拵党『最上党』総工匠頭、兼、最上家嫡子最上煌耀付き技術指南方。職人達の指導も行っている。本名和康衛(かずさのやすひら)。
その身元を辿れば、元は朝廷時代朱鷺乃都公卿・中納言和峰衛(かずさのみねひら)が子孫と言う、
紛う事無き公家の血筋を引くやんごとなき生まれの公達。都が武士政権となった現在は権力と威光を失い、地方へ追いやられた一貴族の末裔。
灰色の総髪に灰色の切れ上がりの瞳。左眼から頬に掛け、斜め一文字に付いた刀傷跡を隠すように黒皮の眼帯を渡した、鋭利な顔立ちの偉丈夫。
骨太の筋肉が付いた大柄な体型で、浅黒く日焼けした肌を持ち、対極の空気を纏う舘脇一太郎などと並ぶと正に「文武」を体現する絵になるらしい。
肝心の技術力たるや事実・名実共に最上党一を誇り、刀の研磨から、はばき細工、紋入れ、鞘塗り、鍔彫り、柄巻き、
刀身彫刻、鐔の細工、果ては鞘装飾全般に至るまで、どの分野を持ってしても一流の技を持つ拵職人。
現当主は飽くまで暫定処置であり、継承問題さえ殿上に受理されれば、明日にでも最上党当主に成り替わる人物だろうと囁かれていた。
朱鷺乃都出身ではあるものの、古式ゆかしい身分に似合わず根が武人気質に生まれついた兵衛、和歌雅楽より専ら武芸全般の研鎖を好んだ彼は、
ご機嫌伺いばかりの都仕えを嫌がって、十代前半と若い頃に実家を飛び出し、海の彼方アマウラに出奔。
以後13年前までは僻地伊駿河の山河に棲み付き、居合い道・弓道・馬術に長けた少年~青年ばかりの地侍約30人から構成された精鋭盗賊団
『七人将門(しちにんまさかど)』(*伊駿河地方の豪族ばかりを狙うと言われていた野盗集団。平均年齢18歳。緋扇の紋旗が目印だったらしい)
の頭目を務めていた男。当時若干19歳にして既に古武道・居合い道の達人で、怨霊武者七人に匹敵する強者と恐れられ、
その隻眼の風貌から、伝承で源氏武者に片腕を切り落とされても復讐を果たした妖鬼“茨木童子”の異名を以て称されていた。
ある日の豪雨の中、盗賊団が急襲を仕掛けた荷車の一団が、地方から玉鋼と鮫皮を買い付けて戻る道中の、
最上家四代目当主最上銭衛門丞耀が率いる職工一家だったと言う偶事が運命の転機だった模様。
非殺人を旨としていた『七人将門』は積荷こそ奪ってはみたものの、相手が藩の要人と知って扱いに困ったが、
取り敢えず縛って人質として転がしておいたところ、怯えも怯みもしない泰然とした態度の最上丞耀と言葉を交わすうち、
彼の懐の広さと心構えに惹かれて次第に改心。遂には『七人将門』の若者らをそのまま引き連れて一同、最上党の職工となった異色の経歴を持つ。
これにより最上総家の抱え職人数が一息に増大し、最上党は第二次発展期(*第一次発展期は最上丞耀が藩付き職人となった時期)を迎えた。
職人として天性の資質があったようで、兵衛は見る間に職人達の間で頭角を現し、約5年と言う異例の歳月で最上流免許皆伝を得た秀才。
自分に厳しいが他人にも同じ厳しさを求めるストイックな人間。なまじ自分がやれば何でもこなせるので他人が出来ない理屈が本気で解らないタイプ。
人にビシバシきつい物言いを付けるが言い付けている片手間に、自分が二、三仕事終えるような男なので、誰も文句を言わない。
この性質は指南相手の最上煌耀にも遺憾なく発揮され、本人が悪気がなくとも彼女の技術の未熟さを本気で詰り、心の底から叱り付け、
先代丞耀の「子供だからとて甘く対するな」と言う言葉を真に受けて、童子の稚拙な作業に苛立ち、冷たく恫喝しながら容赦のない教育を施していた。
元来は同世代に慕われるほど器が広い男なので、決して気難しげな見た目ほど冷血漢と言う訳ではないが、兎に角言い廻し・口調が厳しく、
一つの教育が終わったら即次の指導に移行するので教え子が休む暇がない。ようやく労いの言葉を掛けられる状態になった時には既に遅し、
ウッカリ煌耀に憎まれている自覚を持って以来、褒めるタイミングを逃し続けている間の悪い男。存外精神面は手先ほど器用ではないらしい。
奴隷ギルドに居る間は冷静に行く末を見定める事に徹底し、舘脇一太郎ともども極力ヴェイトスに煌耀を近付けさせないようにしたい家臣の一人。
双子・お三輪の体質や、舘脇一太郎の正体など、最上家の秘事を知る数少ない男。重蔵と並び家臣団のリーダー格らしい。
一人称は「某(それがし)」。二人称は「お主」「貴殿」。最上煌耀への呼び名は「お姫」。口調は武家口調(「~~ぬ」「~~ものぞ」「~~であろう」等)。

 




最後までお読み頂きまして、誠に感謝の言葉もございません。
最上煌耀さんに関するNPC奴隷さんのお買い上げ事情に対する質問を頂きまして、
憚りながらこの度、本腰を入れて詳細どころを作成させて頂く次第と相成りました。
一度始めますと地味に凝り性でして、原型の設定を水増しして行く内に瞬く間に長文となってしまいます。
これは何とも読み辛くていけませんね…。
改めまして購入のご希望などございましたら(*そうそう居られないとは思うのですが)、お手数ですが当プレイヤーまでご相談下さい。

尚、文中の所々にございます「元」の記述は、飽くまでも「元」の設定能力の事を示しております。
NPCさん達が辛い奴隷生活の中で筋力や神経などの、何がしかの不自由を起こしておられれば、
皆さん、能力が低下なさっているかも知れませんものね。
各人方の戦闘能力は兵衛さん以外、NPCルールに従いまして記述通りのひ弱さで間違いございません。
もしPC化のご要望などございましたら、ぜひ私書箱などにご一報下さいませ。

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